## ナカモト、取得コストを4割下回る価格で32億円相当のビットコインを売却。含み損を抱えた苦渋の資金調達
米ナスダック上場のビットコイン関連企業ナカモトが、ビットコインの平均取得コストを約40%も下回る価格で、約2000万ドル（32億円相当）のBTCを売却した。この取引は、同社が保有するBTCに大きな含み損を抱えながら、米ドル建ての運転資金を確保するための苦渋の決断だった。売却単価は1BTCあたり7万422ドルで、同社が公表している加重平均取得コストの11万8,171ドルを大きく下回る水準だ。

ナカモトは2025年第4四半期および通期の決算発表の中で、この売却を明らかにした。売却の目的は、年度末以降に「専用の米ドル運転資金準備金」を確立するためと説明している。これは、自社の主要資産であるビットコインの価格が低迷する中、現金の流動性を確保するための措置と見られる。取得コストを大幅に下回る価格での売却は、同社の財務状況に強い圧力がかかっていることを示す明確なシグナルだ。

この動きは、ビットコイン価格の変動に収益構造を依存する上場企業が直面する根本的なリスクを浮き彫りにした。ナカモトは「ナカモト」という象徴的な社名を持つ企業として注目を集めてきたが、コア資産の価値下落が直接、経営の柔軟性を制限する事態に陥っている。仮想通貨市場全体の調整局面において、同様の資産を抱える他の上場企業にも、流動性管理や財務戦略の見直しを迫る可能性がある。
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- **Source**: CoinPost
- **Sector**: The Vault
- **Tags**: ビットコイン, 仮想通貨, 上場企業, 財務, 含み損
- **Credibility**: unverified
- **Published**: 2026-03-30 23:39:33
- **ID**: 41978
- **URL**: https://whisperx.ai/ja/intel/41978